1000日目に考える白猫の問題〜度々炎上するキャラとガチャの兼ね合い編〜
皆様は「白猫プロジェクト」をご存知だろうか。
現行プレイヤー、昔は遊んでいた、やったことはないがタイトルは知っている...などなど様々な方がいらっしゃると思う。
今回はこの白猫が抱える「ガチャとキャラの問題」について書いていく。
アプリアイコン
※この記事では「現在における」白猫プロジェクトを知らない方を想定して作られているため、一部詳細が省かれている箇所がございます。また、後日加筆修正が入る場合がございます。あらかじめご了承ください。
まず白猫のガチャシステムがどのようになっているのか簡単に解説していく。
白猫には3種類のガチャが存在する。その内容がコチラ。
フォースター...いわゆる「通常ガチャ」と呼ばれるもの。この中身はゲーム内で行われる選挙のような投票イベントで定期的に種類が変動する
入れ替え...上記フォースターの一部キャラクターと「入れ替え」で別キャラクターが投入されるもの。基本的に超強力だが排出率は低い
別枠...今までのフォースター、入れ替えのキャラクターから一部が選抜され、新たな職・コスチュームで排出されるもの。主にプレイヤー人気がある、ストーリーで多く登場したキャラがここに選抜される
文章だと分かりにくいので図にしてみた
なんとなく、ガチャシステムの概要はお分かり頂けただろうか。
では次に、現在の白猫が抱えているガチャの問題を説明していこう。
上記の図を見て頂ければわかる通り、入れ替えガチャのキャラクターは基本的に超強い。
「最強」キャラクター=入れ替えキャラクター
と言っても過言ではないほど、強い。
白猫プロジェクトリリース当初は存在しなかったこの"入れ替え"の概念は、多くのプレイヤーに衝撃を与えた。
見たことのない火力を持つ強キャラ。
狙いは定まった。
強いキャラは人気が出る。
ソシャゲにおいてはごく真っ当、当たり前のことである。
ならば白猫における強いキャラ、入れ替えキャラが人気になるのも、当然のことだろう。
しかしここで問題になるのが別枠ガチャの存在だ。
別枠ガチャには上に記載した通り、基本的にプレイヤー人気がある、ストーリーで多く登場したキャラが選抜される。
後者はともかく、前者はどうだろう?
プレイヤー人気は、強さと紐付けられる。
では白猫で強いのは?
そう、入れ替えキャラである。
もうお分かり頂けるだろう。
入れ替えキャラ席巻時代の到来である。
もちろん別枠の全てが入れ替えキャラに占拠されたわけではない。別枠に選抜されるのはフォースター(通常ガチャ)で人気の出たキャラであったり、逆にその中でもあまりスポットが当たらなかった意外なキャラであったり、様々なパターンがあった。
しかし入れ替えキャラの優遇は別枠が新しくなるたびに加速し、留まるところを知らない。
先にフォースター(通常ガチャ)は選挙のようなイベントで定期的に種類が変動する、と記述した。この選挙でも同じように強さやストーリーでの活躍ぶりによって優遇されるか否かに明確な差が開き、不憫なキャラが多く生まれることになる。
(白猫は男性プレイヤー比率が多いため、この投票に関しては女性キャラは無条件で有利になるのだが...ここでは割愛しておく)
入れ替えキャラが別枠で何度も登場する傍ら、通常ガチャでは日の目を見ることなく退場せざるを得なくなったキャラが増え続ける。
白猫はキャラが魅力的なゲームだ。
ここまで通常ガチャのキャラや入れ替えキャラに優劣を付けるような書き方をしてきたが、筆者は白猫ほどすべてのキャラに魅力があるゲームはないと思っている。
白猫には「親密度」というシステムがあり、その数値を一定にすることでキャラのストーリーを読むことができる。
ゲーム内での性能は一切関係なく、作り込まれたキャラ一人一人のストーリーを読むのは本当に楽しく、これこそ筆者が白猫を好きになった一番の理由だ。
しかし、ゲーム内でプッシュされるのは入れ替えキャラばかり。プレイヤーもみなこぞって入れ替えキャラを狙う。
すべてのキャラが魅力的なゲームで、一握りのキャラだけが日の目を見る。
ずっと前にガチャ排出されなくなったあのキャラが別枠に出る希望も、入れ替えキャラに持っていかれてしまう。
入れ替えキャラ、入れ替えキャラ、入れ替えキャラ...
いつしか入れ替えキャラの顔ぶれを見るたび、「今度の別枠はまたこのメンバーなんだろうなぁ」「昔は入れ替えが楽しみだったのになぁ」とぼんやり考えるようになった。
あれ?
白猫が好きになった理由は、なんだったっけ。
そう、キャラが魅力的だからだ。
キャラに惹かれたのに、キャラを否定するような言葉ばかり出てくる。いつの間にこんな感情を抱くようになってしまったのだろうか。
ただただ、悲しくなった。
一番上に※で書いたように、なるべく分かりやすくするため、この記事では多くの内容(別枠のコラボガチャ、いきなり☆5の存在、神気解放etc...)を省略した。現行プレイヤーにとっては矛盾が見受けられる表現も多々あったかと思う。大変申し訳ない。
白猫プロジェクトリリース1000日を境として、自分が心のうちで考え続けてきたことを文章にしようと、この記事の作成に至った。
現状の解決やアイディアについては、また後日記事にしようと思っている。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。